旅先で出会う一杯のような発見と楽しさ。蔵元地元で愛されている「定番酒」
新しい体験や出会いに心躍らせる旅行。旅に出る目的や動機はいろいろあれど、その醍醐味は旅先ならではの風土や文化に触れることにあると思います。
食に興味のある皆さまなら、その土地ならではの料理や地酒といった食文化に出会うのは、なにより楽しみなのではないでしょうか。宿泊先や地元の酒販店、居酒屋で、「このあたりで一番親しまれている地酒は何ですか?」と、尋ねた経験のある方もいらっしゃると思います。
現在では流通の発達により、全国各地の日本酒を気軽に楽しめるようになりました。また、「淡麗辛口」や「フルーティ&ジューシー」など、時代ごとにさまざまな味わいが注目を集め、多くの蔵元も最新の傾向を取り入れた酒造りに取り組み、個性豊かな様々な味わいを生んできました。
その一方で、流行に左右されることなく、地元を中心に長年、愛され続けている「定番酒」も存在します。これらのお酒は県外への流通が少なく、広く知られてはいないものの、その蔵を象徴する存在で、地域の人々の暮らしとともに歩み続けてきた、まさに地酒の本分をつらぬく不変の味わいです。
今回の頒布会では、こうした「その土地で最も親しまれている地酒を味わう」ことに焦点を当てました。蔵元が根を下ろす土地の風土、人々の営み、そして歴史の中で育まれてきた蔵の根幹ともいえる味わいを、吟醸酒や純米酒といった特定名称酒の区分にとらわれず、お届けします。
まるで旅先で地元の人に教えてもらった一杯に出会うような、そんな発見と楽しみをお届けできればと思います。全国を旅するように、蔵元の地元で愛され続けている「定番酒」との出会いをお楽しみください。
お酒の栞「酒談義」
お酒と一緒に、蔵元にまつわる物語を記したしおり「酒談義」をお届けします。この頒布会でしか楽しめない各蔵元の個性あふれるお酒の味を楽しみながら、「どんなところで、どんな人たちが、どうやって」そのお酒を生み出したのかと思いを巡らせて、お楽しみください。