頒布会

2025夏の頒布会

日本名門酒会 2025夏の純米酒頒布会 同じ蔵が醸す、「甘口」と「辛口」の純米酒を飲み比べる part2 日本酒をもっと楽しんでみよう!〜

この夏の頒布会は、同じ藏が醸す
「辛口」と「甘口」の2酒の飲み比べをお楽しみいただきます。
2025年6月〜8月の3ヶ月間、毎月1銘柄2本ずつお届け。
お申し込み〆切りは2025年5月18日(日)。
口数に限りがありますので、
お申し込みはお近くの日本名門酒会加盟の酒販店までお早めに!

この夏の頒布会は、同じ藏が醸す「辛口」と「甘口」の2酒の飲み比べをお楽しみいただきます。2025年6月〜8月の3ヶ月間、毎月1銘柄2本ずつお届け。お申し込み〆切りは2025年5月18日(日)。口数に限りがありますので、お申し込みはお近くの日本名門酒会加盟の酒販店までお早めに!

この夏のテーマ

同じ蔵が醸す「辛口」と「甘口」の純米酒

2024年12月に「伝統的酒造り」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されたという嬉しいニュースが飛び込んできました。これを機により多くの方に日本酒に興味を持っていただき、日本酒に触れる機会がさらに増えていけば、嬉しい限りです。

さて、皆さまが日本酒を選ぶ際のポイントは何でしょうか。市販されている代表的な醸造酒の味わいの主体は、ビールが「発泡性と苦味」、ワインが「酸味と渋味」、それに対して日本酒は「甘味と旨味」だと言われています。従って、日本酒の味わいを表現する上で、「辛口」や「甘口」は避けて通れないと言えるでしょう。皆さまが酒販店や飲食店で日本酒を選ぶとき、銘柄や生産地、そして「辛口」「甘口」も大きなポイントになってくるのではないでしょうか。

日本酒の「辛口」「甘口」とは

日本酒の濃淡甘辛図

では日本酒の「辛口」「甘口」はどのように決まるのでしょう。

日本酒の甘辛の基準は、糖分と酸の量によって決まります。糖分の量は、一般的に日本酒の比重を表す「日本酒度」で判断されます。日本酒に含まれるエキス分が多いほど比重が大きくなり、日本酒度はマイナスの値を示します。エキス分のほとんどを糖分が占めているため、比重が小さく日本酒度が+(プラス)になるほど辛口、比重が大きく日本酒度が−(マイナス)になるほど甘口とされます。

また、酸味を感じさせる有機酸の量を表す酸度も、甘辛や濃淡に影響し、酸度が高いと辛く濃く、低いと甘く淡く感じます。

ちなみに現在の純米酒の日本酒度の全国平均は+2.8、酸度の全国平均は1.46です(令和7年2月国税庁発表の令和5年度の「全国市販酒類調査の結果について」より)。

時代や地域によっても変わる「辛口」「甘口」

この甘辛ですが、全国の日本酒の平均的な甘辛が、時代とともに変化していくことも大きな特徴です。例えば、江戸時代の終わり頃から明治時代にかけては濃醇大辛口が一般的でした。大正の終わり頃から昭和の初め頃までは濃醇大甘口に、戦時下には濃醇辛口に、そして戦後は淡麗甘口に……と、変わってきました。日本酒の甘辛はまさに"時代を映す鏡"と言えるのかもしれません。

県別濃淡甘辛図

また、日本酒の甘辛には地域ごとに異なる食文化が大きく影響しており、九州北部と瀬戸内海沿岸地方は「甘口」傾向、甲信越および北陸地方は「辛口」の傾向があります。

つまり、何をもって甘辛と感じるかの基準は人それぞれ。日本酒度などの数値はあくまで一つの目安として考えていただければと思います。


そこで今回の頒布会は「辛口」と「甘口」をテーマとし、この頒布会のためだけに特別に仕込んだ各蔵の個性や地域性が光る純米酒をご用意いたします。「辛口」と「甘口」を意識して飲み比べていただき、日本酒の面白さや懐の深さを感じてください。各藏、さまざまな辛口・甘口の表現があり、いずれも暑い季節に嬉しい美味しさです。香味を大切にした瓶貯蔵でお届け。夏の味覚と合わせて楽しいそれぞれの味わいを、飲み比べてお楽しみください。そして日々の日本酒選びの一助となれば幸いです。

「酒の栞」

お酒と一緒に、蔵元にまつわる物語を記した「酒の栞」をお届けします。この頒布会でしか楽しめない各蔵元の個性あふれるお酒を楽しみながら、「どんなところで、どんな人たちが、どうやって」そのお酒を生み出したのかと思いを巡らせて、お楽しみください。

内容・お申し込み方法

期間・価格・内容

期間:2025年6月〜8月(全3回)

内容:各月 1銘柄 720ml 2本 × 3回(計6本)限定1,400口

価格:一口:3,618円(税込3,980円) × 3回

頒布酒について詳しくはこちら

お申し込み方法

お申し込み受け付け〆切り:2025年5月18日(日)

お申し込み方法:

お近くの日本名門酒会加盟の酒販店までお申し込みください。

*お近くの加盟店で取り扱いのない場合は、買える店舗をご紹介させていただきますので、お問い合わせください。

お支払い&お届け方法:

お申し込みになった日本名門酒会加盟の酒販店にご相談ください。

パンフレットのダウンロードはこちらから(PDF)

*2ページ目にお申し込み書がついています。必要事項を記入し、頒布会を受け付けているお近くの日本名門酒会加盟店までお持ちください。

頒布会についてのお問い合わせはこちらから

*お申し込みの期間内でも限定数に達し次第、締め切らせていただきます。

*中途でのご解約は申し受けかねますのでご了承ください。

*頒布酒の出荷日は毎月中旬以降になります。

*都合により商品のデザイン等が一部変更になる場合がありますので、ご了承ください。

*事故など不測の事態が起こった場合、お届けが多少遅れる場合がございます。

頒布酒紹介

6月・7月・8月の夏の3ヶ月間、毎月一つの蔵元の、「辛口」と「甘口」の純米酒をお届けします。各藏元の個性が活きる「辛口」「甘口」の美味しさ・面白さを、夏の味覚と合わせてお楽しみください。

6月

JOKU

如空

醸造元/八戸酒類(株)五戸工場[青森県五戸町]


上井裕文 杜氏


五戸町見晴らし


五戸祭り


蔵元を望む

蔵元は昭和19年に近隣の蔵元5社が集まり設立されました。2つの酒造場があり、八戸市にあるのが「きょうかい10号」酵母発祥蔵と言われる八鶴工場、奥州街道の宿場町・五戸町にあるのがこの「如空」が造られる五戸工場です。十和田湖の外輪山・名峰戸来岳から流れ藏井戸から湧き出る清冽な水、青森県産の酒造好適米を用い、南部杜氏が軟水仕込みの柔らかで口当たりの良さが際立つ良酒を造り続けています。この夏の頒布会では、杜氏こだわりの晩酌に最適な辛口純米酒と、ロックやソーダ割りでも楽しめる甘口純米酒をお届けします。

ただ辛いだけではない、米の旨味が感じられる晩酌に最適な超辛口


ラベル部分拡大

辛口

純米酒瓶貯蔵

青森県産米を全量使用し、「きょうかい701号」酵母でしっかりと発酵させた超辛口。口に含んですぐに感じる強めの辛さの中に、芯のしっかりとした米の旨味が感じられ、流れるように消えるキレの良さが特徴です。杜氏こだわりの晩酌に最適な味わいを夏の食と合わせてお楽しみください。

  • [原料米]まっしぐら(青森県)、一般米(青森県)
  • [精米歩合]麹米75%・掛米75%
  • [アルコール分]15%
  • [酵母]きょうかい701号
  • [日本酒度]+11(予定値)
  • [酸度]2.1(予定値)

蔵元初挑戦の超甘口は、甘重さを感じさせないスッキリ仕上げ


ラベル部分拡大

甘口

純米原酒瓶貯蔵

こちらも青森県産米を全量用。「きょうかい1001号」酵母を使い、超甘口でありながらも、高めの酸と適度なアミノ酸によるバランスをとり、重さを感じさせないように仕上げました。お米のクリーミーな香り、スッキリとした口当たりとジュワっと広がる米の甘味と旨味をお楽しみください。ロックやソーダ割りもおすすめ!

  • [原料米]まっしぐら(青森県)、一般米(青森県)
  • [精米歩合]麹米75%・掛米75%
  • [アルコール分]15%
  • [酵母]きょうかい1001号
  • [日本酒度]-25
  • [酸度]1.7(予定値)
  • 【共通】
  • [杜氏]上井 裕文(南部杜氏)
  • [仕込水]戸来岳伏流水

7月

MINENOHAKUBAI

峰乃白梅

醸造元/峰乃白梅酒造(株)[新潟県新潟市]


井島健司 杜氏


日本海の夕日と佐渡島


上堰潟と西蒲三山


蔵入口

米どころ越後平野の中央部、日本海の海ぎわに聳える霊峰弥彦山と角田山に挟まれた麓の街に、蔵元は380余年の歴史を刻みます。山々からの清涼な水が豊かに湧き、良質な米が実るこの地で、寒風吹きおろす冬の寒さの中、銘酒を造り続けてきました。その名声に甘えることなく、新タイプの新潟酒づくりに挑戦しています。この夏の頒布会では、新潟県産米を主に使い自社酵母で醸した、香り高くキレある芳醇辛口の純米酒と、フルーティで爽やかな甘口純米酒をお届けします。

「淡麗辛口」とは一線を画す、香り高き進化系「芳醇辛口」


ラベル部分拡大

辛口

純米酒瓶貯蔵

麹米に杜氏が得意とする「出羽の里」(山形県産)を使用し自社酵母で醸した、杜氏意欲作の進化系辛口酒。青リンゴや梨のような芳醇でフルーティな香りが特徴です。搾ってすぐに瓶詰めし、ガス感が残るように努めました。しっかりとした余韻で、キレのある「芳醇辛口」をお楽しみください。

  • [原料米]出羽の里(山形県)、こしいぶき(新潟県)
  • [精米歩合]麹米60%・掛米60%
  • [アルコール分]15%
  • [酵母]自社酵母
  • [日本酒度]+10
  • [酸度]1.4

今の藏を象徴する「芳醇旨口」は、料理と合わせやすい万能選手!


ラベル部分拡大

甘口

純米酒瓶貯蔵

全量新潟県産米を使用し、麹米の精米歩合を60%とした「精米差仕込み」を行いました。フルーティでやわらかな香りと、ふくよかなお米の旨味、そして後味にキレを感じてることができる爽やかな純米酒。「芳醇旨口」の味わいは、さまざまな料理と合わせやすい万能選手です。

  • [原料米]こしいぶき(新潟県)、一般米(新潟県)
  • [精米歩合]麹米60%・掛米65%
  • [アルコール分]14%
  • [酵母]自社酵母
  • [日本酒度]±0
  • [酸度]1.4
  • 【共通】
  • [杜氏]井島 健司(越後杜氏)
  • [仕込水]角田山伏流水

8月

MITSUTAKE

みつたけ

醸造元/(資)光武酒造場[佐賀県鹿島市]


吉田龍一 杜氏


夏の酒蔵通り


夏の祐徳稲荷神社


仕込み蔵

長崎県西部、多良山系に囲まれた有明海に近い旧宿場町・備前浜宿の「酒蔵通り」に蔵元はあります。元禄元年からの歴史を刻み、県内では「光武学校」とも呼ばれるほど多くの杜氏を輩出してきました。「伝統の中からの革新」を合言葉にチャレンジする社風が、人気の焼酎やクラフトジン、数々の銘酒を生み出してきました。この夏の頒布会では、温度帯でお酒の表情が変わる楽しい味わいの辛口純米酒と、低アルコールでジューシーなモダンタイプの甘口純米酒をお届けします。

「濃醇甘口」が特徴の佐賀県において、超辛口に挑戦! 


ラベル部分拡大

辛口

純米原酒瓶貯蔵

麹米に富山県産の「雄山錦」を、酵母は「きょうかい1001号」を使用することで、爽やかな香りとふくらみのある味わいを表現しました。お米の旨味を感じさせながらも、スパッとしたキレ味が印象的な超辛口。温度帯でお酒の表情がガラリと変わる楽しい味わいです。

  • [原料米]雄山錦(富山県)、夢しずく(佐賀県)
  • [精米歩合]麹米70%・掛米70%
  • [アルコール分]15%
  • [酵母]きょうかい1001号
  • [日本酒度]+15
  • [酸度]1.5

低アルコール&ジューシーな "モダンタイプ" の純米酒


ラベル部分拡大

甘口

純米原酒瓶貯蔵

「辛口」タイプと同じ内容で醸した低アルコールの原酒で、甘味を軽く仕上げた"モダンタイプ"の純米酒です。バナナや洋梨を思わせる爽やかな香りに、お米のジューシーな旨味と甘味が広がる、杜氏の技が光る意欲作。お米のエキス感をお楽しみください。

  • [原料米]雄山錦(富山県)、夢しずく(佐賀県)
  • [精米歩合]麹米70%・掛米70%
  • [アルコール分]13%
  • [酵母]きょうかい1001号
  • [日本酒度]-10
  • [酸度]1.6
  • 【共通】
  • [杜氏]吉田龍一(佐賀杜氏)
  • [仕込水]多良山系伏流水
 
カテゴリに戻る | カテゴリの一覧に戻る