
◆第1回 6月◆
庄内平野中央の鶴岡市大山で、蔵元は徳川二代将軍秀忠の頃からの酒造り。今回のキレとふくらみのある酒質は、17代目蔵元長男で杜氏の自信作。
使用米:美山錦(山形)はえぬき(山形)
精米歩合:50%
アル分:15.6
日本酒度:+2
酸度:1.3
酵母:山形16-1/山形KA
1804年の創業時より三浦藩への献上酒(御前酒の由来)。今回の仕上がりは料理の邪魔をしないほどよい旨口。女性杜氏の心意気。
使用米:雄町(岡山)
精米歩合:55%
アル分:15.0?15.9
日本酒度:+3
酸度:1.6
酵母:協会9号
◆第2回 7月◆
創業1795年。「製造量を少なくしても妥協のない酒造り」が蔵元のポリシー。8代目オーナー杜氏が造る酒は有明海沿岸特有の旨口。
使用米:山田錦(岡山)
精米歩合:60%
アル分:16.0?16.9
日本酒度:±0
酸度:1.8
酵母:熊本酵母
創業1864年。伝統の技を未来に引き継ぐために近代化を進めている奥三河の酒蔵。伸び盛りの杜氏が腕を振るった山廃造りは2年の時をかけて米の旨みをじっくりと引き出している。
使用米:チヨニシキ(愛知)、山田錦(徳島)
精米歩合:麹米55%/掛米60%
アル分:15.0?15.9
日本酒度:非公開
酸度:非公開
酵母:非公開
◆第3回 8月◆
平安王朝の頃から瀬戸内海の要衝だった呉市音戸町にある蔵。広島酒の香りと旨味をさらに磨いて、数々の鑑評会入賞蔵に輝く若き杜氏が心をこめて手造り。
使用米:雄町(広島)
精米歩合:55%
アル分:15.0?15.9
日本酒度:+3
酸度:1.5
酵母:広島吟醸酵母/協会1001号
創業1673年。京都伏見で、米作りからこだわる純米酒造り。日本酒を心から愛する女性杜氏が、フルーティーな日本酒を生んだ。
使用米:雄町(岡山)
精米歩合:60%
アル分:15.4
日本酒度:+5
酸度:1.6
酵母:自社酵母