■鑑評会出品酒なみの基準で造られる〈雫酒〉■
日本名門酒会の大吟醸〈雫酒〉は、大吟醸本来の素晴らしさをお楽しみいただこうと企画されたシリーズです。「鑑評会出品酒なみ」という厳しい基準で造られます。
日本名門酒会〈雫酒〉の品質基準
一、総米1トン以内の小仕込みで吟醸造りをしたもので、鑑評会出品酒、またはそれに準ずるもの。
一、原料米は、精米歩合45%以下の酒造好適米。
一、連続上槽機を使わず、自然圧により上槽したもの。
一、 大吟醸としての品格と固有の香味を有し、香味のバランスに優れるもの。
※日本名門酒会の品質管理委員会にて審査、評価がいちじるしく劣るものは蔵元に改善を要請する。
■〈雫酒〉は3タイプ■
現在、大概のお酒は自動圧搾機で搾られていますが、〈雫酒〉は昔ながらに酒袋に醪(もろみ)を詰め、そこからしたたり落ちる酒の雫だけを集めます。厳寒期の蔵で冷たい醪を一つ一つ手作業で袋に入れていくのだけでも一苦労。たいへんに手間がかかる手法ですが、しかしこうして搾ったお酒は高い酒質が得られるため、鑑評会出品酒など最高級酒で使われています。〈雫酒〉は造り方によって次の3種類があります。