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お酒の歳時記

2018.02

春和酒はるなごみざけ2018 ほっと安らぐ、春のお酒

日本の春を美味しいお酒とともに

花々が次々に開花していく美しい季節がやってきました。
柔らかな春の日射しを浴び輝く花々を愛でながら
いただくお酒はまた格別。
美味しいお酒を手にとって
本格的な春の訪れや新生活に乾杯を。

日本の春を彩る春和酒
観桜の宴・今昔

日本の春を彩る春和酒

梅・桃・桜、菜の花に蓮花、次々に開花していく花々とともに、春はやってきます。花がほころび、笑顔がほころぶ、気の合う人々と楽しむ花見のお酒はまた格別。ほっと心安らぐ美味しいお酒で、春爛漫を楽しみましょう。新しい出会いや新生活への門出など、人生の開花を祝うお酒としてもどうぞ。

観桜の宴・今昔

桜花を愛でる花の宴は平安時代に始まりました。『源氏物語』第8帖「花宴」には、桜花を愛で漢詩を詠ずる宮中の宴の様子が描写されています。

花の下におかれた鉢から探り当てた「春」や「青」などの一文字を、脚韻にあてて漢文を作るという趣向。詩作の合間のBGMに楽が奏でられ、盃がまわり、風が渡り花が散る中で舞われるのは『春囀鶯』や『柳花苑』。酔いもまわり篝火が焚かれる頃に、詩文の一々が朗誦され、一座のどよめきを呼ぶ……。

あの、太閤秀吉が催した「醍醐の花見」も、こうした上流階級の催す「公」の豪華な花見に連なる宴と申せましょう。慶長3年(1598年)、京都・伏見の醍醐寺三宝院に、淀君はじめ千三百人もの大名諸侯が集い、全国から名酒の誉れ高いお酒も一堂に集め晩年の華を咲かせました。(*「醍醐の花見」で取り寄せられた銘酒にちなんだお酒をこちらでご紹介

桜の下で騒ぐお花見が庶民の楽しみとなったのは、江戸は元禄の頃からです。農村部では、それまでにも本格的な農作業に入る前の初春に、海や山に出でみなで飲食をともにする「野遊び」という行事がありましたが、これがいつしか花見へと合流したとか。

東京なら向島、上野、王子飛鳥山、御殿山、小金井は、当時から桜の名所として知られています。貧乏人も金持ちも、お弁当を持って着飾って、花見の名所へ連れ立って、飲めや食えやの大騒ぎ。緋毛氈をしいてお重を並べる品のいい一団もあれば、丼鉢たたいてドンチャンやる輩もあり、芸者や幇間を引き連れた豪儀なグループあり、衣装を競い、拳遊びや鬼ごっこに興じ、花を肴に酒食をみんなで楽しむ── 今と変わらぬ、いや、今よりもさらに、レクリエーションの少なかった時代の賑やかな情景であったようです。

王朝の貴族であろうと、江戸の庶民であろうと、今の私たちであろうと、いずれにしろ、花見にはお酒がつきもの。桜の下に寄り集まって酒食を楽しむのは、日本人の心の奥底に刷り込まれた、日本ならではの風景なのでは。春めくお酒とともに、日本の春を楽しみましょう。

「醍醐の花見」にちなんで

豊臣秀吉が晩年、醍醐寺三宝院で催した伝説の大花見大会「醍醐の花見」。この花見には、各地から桜が移植され、また、全国各地から銘酒や肴が集められふるまわれました。秀吉が取り寄せた当時の銘酒の流れを汲む3酒をご紹介。

*商品画像をクリックすると詳細が現れます。

「奈良の僧坊酒(南都露白)」

技術革新が進んだ室町時代、麹米と掛米の双方に精白米を用いた奈良の銘酒は「南都諸白」呼ばれ、全国にその名を轟かせました。その伝統を継ぐ奈良の蔵元の、春季限定の純米吟醸生酒がこちら。春霞のようにうっすらけぶる薄にごりです。


春鹿
純米吟醸 うすにごり生酒
南都霞酒

純米吟醸・生[奈良]

「加賀の菊酒」

霊峰白山から流れ出る手取川の水は菊水と呼ばれ、その水で仕込んだ酒を「菊酒」と呼んだとも、白山比め神社の門前町として栄えた鶴来の酒屋で造る銘酒を「菊酒」と呼んだとも。その鶴来の蔵元の、春の到来を祝う純米吟醸酒がこちら。


萬歳楽
純米吟醸 春ラベル

純米吟醸[石川]

「博多練貫酒」

「練貫酒」は別名を練酒ともいい、1466年頃の文献にも記され、博多では長らく祝い酒として愛されていました。室町時代の文献を紐解き、現代に復刻したお酒がこちら。醪を臼で挽き絹布で濾したトロリとした甘口の白酒です。


若竹屋
博多練り酒

純米[福岡]


 
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