日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

環境

環境

火山灰土壌の大束原大地に広がる甘藷畑。蔵のある串間市は質・量ともに有数の甘藷(サツマイモ)の産地。

宮崎県の最南端、鹿児島県と隣接する串間市は、南国宮崎ならではの美しい自然に恵まれた風光明媚な地。東には野生馬が群れる都井岬を始め、日南海岸国定公園の一部である美しい海岸線がのび、北部には渓流も美しいクスの原生林が緑陰を落とし、桜島からの火山灰が降り注ぐ大束原大地には広大な甘藷(サツマイモ)畑が広がります。日向灘を流れる黒潮の影響を受け、年間を通して温暖かつ多雨な土地柄は甘藷栽培に適し、年間質・量ともに有数の甘藷産地となっています。串間市全体で資源循環型農業に取り組み、有機家畜堆肥を完熟させた肥料を畑に施すなどしています。また、蔵元自身も、焼酎の蒸溜粕をプラントで処理するほか、農業法人「チァフルカウズCheerfulCows」を設立し、肉用牛の有効飼料として活用しています。


歴史

歴史

----

蔵元は昭和60年(1985年)の創立。それぞれ百年以上の歴史を持つ焼酎蔵が集まり、宮崎県初の協業組合として発足し、2010年に株式会社化しました。創立以来、自然の恵みの賜物である原料と水に感謝し、品質第一を理念に、確かな伝統ある技術をもった製品を造り上げてきました。地元・串間産の豊穣な大地で育まれた串間特産の赤芋(宮崎紅)を主原料にした本格芋焼酎、厳選した大麦を使用した本格麦焼酎など、南九州の文化ともいえる本格焼酎を醸しています。


造り

造り

森閑とした豊かな自然の中に建つ蔵には、最新の設備が揃えられ、熟練した

太陽の国・宮崎県串間市の豊穣な大地の恵みをもとに、熟練した技術者の管理のもと、最新の設備を備えた「林間工場」で製品化しています。仕込み水は工場内に自噴する自然湧水を使用。鮮度が命の主原料である芋は地元・串間産。宮崎特産の赤芋を中心に、特別な栽培方法を用い契約栽培された甘藷も使用しています。フラッグシップ銘柄の「の馬」は、都井岬の野生馬にちなんで名付けられ、赤芋と黒麹が醸し出す、芳醇な香りと味わいが広がり余韻も豊かな本格芋焼酎です。


味わい&合う料理

食

---

原料である芋の、コクのある甘味と芳醇な香りが豊かに広がります。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

海の幸である新鮮なお刺身や山の幸である宮崎地鶏・地頭鶏(じとっこ)の炭火焼がお勧め。特に地鶏炭火焼きは、炭火の遠赤効果により、じわぁと滲み出る味わい深い地鶏のうまみと本格芋焼酎の味わいが、心地よく正に至福のひとときをもたらしてくれます。


周辺情報

都井岬(といみさき) 日南海岸国定公園の一部で、野生馬で知られる。御先馬(みさきうま)と呼ばれる野生馬は、もともと高鍋藩秋月家が軍用馬として放牧を始めたものが野生化したもので、貴重な日本在来種として国の天然記念物に指定されている。岬の先には日本灯台50選にも選ばれた白亜の灯台が。

日南海岸 宮崎市から串間市都井岬周辺までのR220とR448沿いの海岸の通称。「鬼の洗濯岩」で名高い青島を始め、断崖絶壁に紺碧の海がきらめく堀切峠、鵜戸神宮、都井岬など、起伏に富んだ美しい海岸風景が広がる。ドライブするのに最適。

幸島(こうしま・こうじま) 串間市の北東部、石波海岸から200m沖合に浮かぶ周囲3.5kmの小島。別名、猿島とも呼ばれ、野生猿の生息地として国の天然記念物に指定されている。「イモ洗い行動」で知られる海水で芋を洗う文化を生み出した猿はここの猿。

赤池渓谷 奇岩の間を勢いよく流れる渓流が美しい、大矢取川上流の景勝地。川床には甌穴(おうけつ)が見られ、そこに流れ込む瀧も涼やか。周囲はクスの木の原生林に囲まれ、野鳥や昆虫の宝庫。新緑、紅葉の時期はとりわけ美しく、夏は渓流釣りやハイキング、キャンプに多くの人が訪れる。

串間市観光協会

宮崎県南観光ポータル「いっちゃがネット」

みやざき観光情報「旬ナビ」