日本名門酒会 蔵元紹介

蔵の概要

環境

環境

清流・仁淀川(によどがわ)の河口にひらける土佐市は高知県のほぼ中央に位置し、南に黒潮踊る太平洋、北には四国山脈を従え、海の幸と山の幸に恵まれた地です。仁淀川に注ぐ支流・波介川が市の中央を西から東へと横断し、周辺一帯に田園の街が広がります。メロンやスイカ、キュウリなどのハウス園芸が盛んで、山里で作られる柑橘類、土佐文旦、小夏も名産品として有名。美しいリアス式海岸の景観を見せる海岸部にはカツオ漁の基地・宇佐漁港があり、鰹節・土佐節発祥の地としても知られています。


歴史

歴史

「亀泉」の蔵元は、市の中央を横切るように流れる波介川から南へ入った山あいの集落、出間(いずま)にあります。明治30年、「自分たちの飲む酒は自分たちで造ろう」と11人の同志によって「ふもと酒店」を発足したのが、その始まり。大正6年に合名会社を設立し、以来、川澤、西原の2家で「亀泉」を守り続け、現在に至っています。亀泉の名は、藩政時代の参勤交代の街道・宿毛街道の脇に湧き出る、どんな旱魃にも涸れることのない清水を仕込みに使ったことから、“万年の泉”「亀泉」と名づけられました。


造り

造り

米は地元産の《土佐錦》や《山田錦》《吟の夢》、酵母は高知酵母、水は蔵内にある軟水の井戸水、とすべて地元産の原料にこだわって造られます。香り高い端正な酒を醸すことを信条とし、特定名称酒は全て低温でじっくりと醗酵させ、上槽後2週間以内に生・火入れともにビン詰めし、冷蔵庫で貯蔵しています。社長みずからが杜氏の役目を担い、鋭敏な味覚で土佐の地酒を醸しています。


味わい&合う料理

食

華やかでふくらみのある香りと、すっきりとさばけの良い端正な飲み口が特徴。高知・土佐の味わいがみごとに結晶した味わいです。

蔵元おすすめ酒に合う地元のうまいもん

うつぼのタタキ 土佐市では古くから食されておりうつぼのタタキが発祥の地と言われています。"たたき" とありますが、火は芯まで通すのが一般的です。身が締まって弾力があり、皮と身の間にゼラチン質が多くコラーゲンもたっぷり、あっさりとした風味の中に深い旨みがあります。