日本名門酒会

2019夏の頒布会 純米吟醸 夏巡礼


第3回
8月

てんじゅ じゅんまいぎんじょう《とうきょうのうぎょうだいがく はなこうぼ ND-4 仕込み》

天寿 純米吟醸《東京農業大学花酵母 ND-4 仕込み》

[秋田県由利本荘市]


洋ナシ様の清楚な香りに完熟リンゴの香、軽快な味わいの吟醸酒

720ml
720ml 瓶貯蔵

  • 酵母/東京農大花酵母 ND-4
  • 原料米/美山錦(秋田)
  • 精米歩合/50%
  • 仕込水/子吉川水系の伏流水
  • アルコール度/15度
  • 日本酒度/+1
  • 酸度/1.4
  • アミノ酸度/1.0
  • 杜氏/一関 陽介(山内杜氏)

酵母の物語 その6:花から採種した「東京農大花酵母」と花酵母研究会

国内では数少ない醸造専門の学科を持つ東京農業大学は、多くの蔵元の母校です。同大学の中田久保教授が、自然界の花から採取した日本酒造りに適した酵母の一群が「花酵母」です。平成15年、中田教授を核に、東京農業大学出身者を中心とする蔵元たちが「花酵母研究会」を結成。この酵母の可能性を引き出す技術の研鑽と交流を重ねてきました。現在14種類ある「花酵母」で醸したお酒は、採取した花そのものの香りがするわけではありませんが、それぞれに特徴ある香りと味わいを有し、この酵母を使って全国新酒鑑評会で金賞を受賞している蔵元もあるほどです。

お届けするお酒について:「花酵母」の代表格、ナデシコの花から採取した「ND-4」使用

「花酵母研究会」発足当時の初代会長が、東京農業大学OBである『天寿』蔵元社長・大井健史氏です。東京農業大学花酵母の代表格である「ND-4」は、ナデシコの花から採取した酵母の中から選び抜かれた優秀な酵母。この酵母を使った純米吟醸酒は、洋ナシのような清楚な香りに、華やかな完熟リンゴの香りも感じられ、軽快な味わいが魅力です。


蔵元について 文政13年(1830年) 
秋田県と山形県の県境にそびえ建つ鳥海山は、東北地方第二の標高を誇ります。この美しい独立峰の北麓にある矢島町に『天寿』の蔵元はあります。昭和58年、天寿酒米研究会を立ち上げ、米どころ秋田を支える子吉川沿岸部の水田で栽培した《美山錦》などの酒米を使用しています。


醸造元/天寿酒造(株)

*頒布会のお申し込みは日本名門酒会加盟の酒販店まで*