和の伝統調味料
[ 砂糖 ]
あわ わさんぼんとう
江戸の頃より、高級砂糖として珍重されてきた「和三盆」。盆の上で「研ぎ」という精製作業を三日間おこなったことから「三盆」と呼ばれ、白く結晶の細かい上等なその砂糖は、高級砂糖の代名詞となりました。岡田桃源郷では、220年前に阿波の国・徳島に伝えられた砂糖づくりの伝統の技を引き継ぎ、今でも職人の手で「和三盆糖」をつくっています。
製造元/(有)岡田糖源郷[徳島県]
【 和の伝統調味料index 】 > 砂糖 > 阿波「和三盆糖」
ここがすごい! バックグラウンド
ここがすごい!
「和三盆」とは、江戸時代中頃より作られている、日本の伝統的な最高級砂糖です。盆の上で「研ぎ」という精製作業を三日間おこなったことから「三盆」と呼ばれ、白く結晶の細かい上等なその砂糖は、高級砂糖の代名詞となりました。ほのかな黒蜜の香り、まろやかで爽やかな甘さは、長らく和菓子の世界で主に使われてきましたが、最近になって一般にも知られるようになりました。
阿波和三盆糖は、220年前に徳島県に伝えられた砂糖造りの伝統の技を引き継ぎ、今でもすべて手作業で造られています。
原料は四国阿讃山脈の南北地域でのみ栽培されている「竹糖(ちくとう)」と呼ばれる国産唐黍。南方で栽培されるサトウキビより細く背丈も低い希少品種です。12月に収穫されてから、三盆糖づくりのシーズンとなります。
伝統の技を継ぐ職人による手作り砂糖。
バックグラウンド
阿波・和三盆は、江戸時代中期の安永5年(1776年)に、阿波の国板野郡引野村(現・徳島県上板町)の丸山徳弥(まるやまとくや)によって始められたと伝えられています。
当時、引野村はイモすら満足に育たないやせた土地であったそうです。村の貧しさを憂えた若者・徳弥は、ある日、旅の修行僧から「日向の国と似ている、さとうきびを植えて砂糖造りをしたらよいだろうに」という話を聞きました。そこで単身、日向の国に乗り込みます。今で言う産業スパイです、見つかったら死罪。その艱難辛苦を乗り越えて、砂糖造りのワザとサトウキビを村に持ち帰り、今につながる阿波の和三盆糖造りを築きあげた、と伝承されています。
*商品のお求めは日本名門酒会加盟の酒販店まで。
*商品についてのお問い合わせはこちらから