「SAKE ONE ROCK」の楽しみ
夏にひんやり美味しいお酒といえば、冷蔵庫で冷やした冷酒が主流ですが、ここでは、"小さめのグラス1杯の日本酒(常温約90ml)に、製氷皿の氷を一粒(約14g)落とすだけ" という手軽で美味しい日本酒ならではのロック「SAKE ONE ROCK(サケ ワン ロック)」をご紹介します。ほどよく冷えて、薄まりすぎず、ほどよく軽やかに。「SAKE ONE ROCK」だからこそ映えるお酒の香りや味わいも。冷酒とも多くの氷を使うオンザロックともひと味違う、ひんやり涼やかな美味しさをお楽しみいただけます。氷が溶けていくのを眺めながら、夏に旬の料理と合わせてゆったり涼める、日本酒ならではの楽しみ方です。
一粒の氷で、ほどよく冷えて、ほどよく軽やかに
冷や(常温90ml)のお酒に氷を一粒落とす「SAKE ONE ROCK」では、氷が溶けるにしたがい、ほどよく冷えて、ほどよく軽やかに。常温(約24℃)からゆっくりと温度を下げ、約13℃で落ち着きます。また、氷が溶けてお酒に馴染むため、アルコール度数が下がり口当たりも軽やかに。アルコール度数15度の日本酒の場合、氷が溶けきると約13度にアルコール度数が下がり、氷を多く使うオン・ザ・ロックスのように薄まりすぎることもありません。ほどよいひんやり感と、ほどよい軽やかさは、暑さに疲れた身体にもあまり負担をかけずに、楽〜に美味しく楽しめます。
香り際立つ。若めの吟醸酒が特におすすめ
冷酒からお燗酒まで、さまざまな温度帯で香りと味の表情の変化を楽しめるのが日本酒の魅力の一つ。「SAKE ONE ROCK」では、"香りが際立つ" のがなによりのポイントです。キリリと冷やした冷酒や大量の氷を使うオンザロックでは香りは抑えられてしまいますが、ほどよく冷えてほどよく薄まる「SAKE ONE ROCK」では、香りがより明瞭に。特に吟醸系のお酒は吟醸香が開放されて、より心地良い香りを楽しめるのでおすすめです。ただし香りのバランスが変化することにより、熟成したお酒では常温で心地良いと感じる熟成香が不快な香りに変化してしまうこともあるので、ご注意を。若めの吟醸酒などに向いた飲み方ですが、その他のタイプのお酒でも、氷が溶けるにしたがって向上する味わいや余韻が顔を見せるので、いつものお酒で試すのも楽しいかと思います。
タイプ別「SAKE ONE ROCK」で美味しい日本酒
香りが際立つ「SAKE ONE ROCK」では、若めの吟醸系のお酒が特におすすめですが、その他のタイプのお酒も様々な表情を見せてくれます。日本名門酒会本部で「常温」と「SAKE ONE ROCK」とを飲み比べテストしてみた結果をご参考までにご紹介します。皆様もいろいろなお酒でお楽しみください。
香りをより楽しめる 〜吟醸タイプ〜
越の誉『純米吟醸 封印酒』
純米吟醸【新潟・柏崎】
「吟醸酒かくあるべし」との理想を求め造られる人気の封印酒シリーズから。充実した香味の越後の純米吟醸酒。
常温で きめ細やかな味わい/甘味と上品な旨味/非常にクリアで軽快な味わい
SAKE ONE ROCKで 香りははっきりとし、上品な含み香が際立ち、より軽快な吟醸らしさが明確に
名倉山『純米吟醸』
純米吟醸【福島・会津若松】
2017年の日本名門酒会品質管理委員会の吟醸酒部門でもTop10に入り。「きれいな甘さ」で人気の会津若松の純米吟醸酒。
常温で柑橘系の含み香/吟味繊細で上品な甘味とやわらかな酸
SAKE ONE ROCKですっきり軽快/余韻が強くなり、良い意味で香りが穏やかになる
お酒の綺麗さがさらに際立つ 〜EXTRA DRYタイプ〜
司牡丹『純米 船中八策』
純米【高知・佐川】
超辛口でありながら滑らかに味わいふくらむ、辛口の王道を歩む土佐の純米酒。
常温で ほのかな柑橘&メロンの顔有り・シャープで筋の通った力強さ/繊細なバランス
SAKE ONE ROCKで 香りが一段と華やかになる/軽快になり清涼感が増す/後から米の旨味と余韻が広がる
お米の旨味と余韻が印象的に 〜純米タイプ〜
大山『特別純米 十水』
特別純米【山形・鶴岡】
冷やでもお燗でも美味しい、たっぷりの米の旨味と酸味が調和した、濃醇かつ爽やかな十水仕込みの特別純米酒。
常温で ブドウ様の含み香がジューシー/甘やかで適度な酸味/旨味と甘味が調和
SAKE ONE ROCKで 香りは健在/ミルキーで旨味がほどよく上品になる/後味の余韻が強くなる
米鶴『特別純米 田恵』
特別純米【山形・高畠】
ワイングラスで美味しい日本酒アワードや日本名門酒会品質管理委員会でも高評価を受ける"米から育てた純米酒"。
常温で 透明感のある穀物様の香り/軽い甘味と酸味を主体とした旨味
SAKE ONE ROCKで バナナ様の香りが顔を出す/軽快さと綺麗さが際立ち、まろやかさとふくらみを感じる