vol.1 モリタヤ酒店東京都・南千住2015.10.05 下町情緒も残る、荒川区南千住の酒屋さん東京都荒川区、下町情緒も残る南千住の駅から歩いて10分ほどの住宅街の真ん中にあるモリタヤ酒店さん。今年で創業90年を迎えた、街の人々に愛されている酒屋さんだ。今の店主、森田繁さんは三代目。娘さんとともに店を切り盛りしている。 店舗内には日本酒、本格焼酎、日本ワインがところ狭しと賑やかに並び、お宝探し的なワクワク感がお酒好きにはたまらない。 昔は、店舗内にあった長いカウンターの一角や店の表で一杯やる光景が見られたという。 やがて時は流れ、銭湯はなくなり、街並みも変わると、懐かしい昭和な角打ちの風景は途絶えた。が、倉庫だった店舗横のスペースを改装し、専用のスペース「角打 モリタヤ」を作ると、再び飲みに立ち寄る客足が戻った。 倉庫をDIYで改装してできた「角打 モリタヤ」店舗横の緑に囲まれた小さな扉を入った、小さなテーブルを囲む小さなスペースが、その場所だ。 ちなみに、入り口の看板始め、テーブルや棚、腰掛けなど、すべて森田社長の自作である。壁を飾る写真も、天井に吊られた自転車も、山歩きと写真とロードが趣味の森田社長作。酒好きのみならず、山好き、写真好き、自転車好きが老若男女問わず訪れる。奧には酒や山の本やマンガも常備されているから、一人で静かに本を読みながら飲んでもいいだろう。 「置いてあるものが時代がかっているから、田舎の家に来たみたい、と落ち着くみたいですよ。狭いんだけど、この狭さがいい、ってね(笑)」 ボトルでもグラスでも。おすすめの三酒&四酒セット店舗でこれぞと思う一本をボトル買いして飲んでもいいし(飲み残しは持ち帰る)、それとは別に、常時約20種の封を切ったお酒も用意されていて、グラス売りもしてくれる。特に飲み比べを楽しめる3酒セット・4酒セットは、酒屋さんならではのセレクションが面白くおすすめだ。ショットで飲めるお酒は日によって変わるので、内容はお尋ねを。日本酒なら冷蔵・常温、チロリで温めるお燗酒、焼酎ならロックやお湯割り、と飲み方も自在。席料もなく、酒屋さんで売っている価格で飲めるわけだから、安い。 おつまみは壁のメニューと店舗内の商品も合わせて数十種類。乾き物や缶詰が豊富に揃い、それを皿に盛りつけ、温めたいものは温め、と、一手間かけた状態で提供される。また、他にも冷や奴や辛味噌キュウリ、鶏皮、明太しおからなど、お酒のお供に嬉しいこだわりの酒肴が揃っている。ちなみに”南千住のソウルフード”と書かれた"肉まん"は、いわゆる中華まんではなく、南千住にしかない下町B級グルメなのだが、その正体はぜひお店で確かめていただきたい。 店舗の営業時間と同じ時間帯で営業しているので、昼酒もできる。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りを。 いろりモリタヤ2階には要予約の貸しスペース「いろりモリタヤ」があり、こちらでは奧に調理施設もあって持ち込んだ食材を料理できるほか、なんといろりで炭火焼きもできてしまう。階下の店舗でお酒を調達し、炭火焼きで一杯できる幸せ、人数が集まったら利用してみたい。利用方法について詳しくはこちら Informationモリタヤ酒店
角打 モリタヤ
いろり モリタヤ
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