和の伝統調味料
[胡麻]
くき
ヤマシチ純正胡麻油*価格など詳しくはこちら
文明開化の明治19年の創業以来、胡麻ひとすじに歩んできた九鬼産業。昔ながらに「圧搾法」で搾り和紙や布で濾過してつくられる胡麻油、胡麻どうしの摩擦を利用して皮を剥いて造られる練り胡麻など、手間と時間をかけて丁寧に仕上げる伝統製法で、風味豊かな胡麻製品を生み出しています。
製造元/九鬼産業(株)[三重県]
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ここがすごい!
胡麻油は胡麻からとれる油。現在、市販品の多くは有機溶媒をかけて油分を抽出する方法がとられていますが、九鬼の胡麻油は昔ながらに圧をかけて搾る「圧搾法」で搾られます。
まずは砂利などの異物を取り除き胡麻の粒を揃える丁寧な前処理からスタート。焙煎して胡麻の風味を引き出し、さらに油分が分離しやすいように蒸気をかけた後、圧をかけ胡麻をすり潰して搾ります。その後、2週間ほどタンクで静置させ、和紙や布などでろ過を繰り返し、約1ヶ月半ほどかけて完成。胡麻そのものの風味を損なわぬよう、じっくり時間と手間をかけて造り上げられます。
胡麻油以外の胡麻製品においても、その製造工程で化学薬品などは使わない伝統的な手法をとっています。たとえば練り胡麻など胡麻の皮を剥く際も、溶剤は使わず、胡麻どうしの摩擦を利用して皮を剥きます。だから風味がよく安全安心。
日本における胡麻原材料は99%を輸入に頼っています。九鬼で使用している胡麻も、アジア圏、アフリカ圏、中南米などで契約栽培されたものを使用していますが、厳しい自社基準による残留農薬のチェックを、港と倉庫に入るときの2回、行っています。そうした中、1999年からは国内にて社員による金胡麻の栽培を開始。その有機JAS認定を受けた畑で収穫された胡麻をもとに、加工までのすべてを自社で行った「有機金いりごま」も限定で販売しています。また、胡麻の絞りかすを有機肥料にするなど、環境に配慮した活動も行っています。
バックグラウンド
醸造元は三重県四日市にあり、江戸時代には赤穂の塩を江戸に販売するなど回船問屋をしていた家系。文明開化の頃の明治19年(1886年)に八代目・九鬼紋七が近郊に広がる菜種畑と清らかな水に目を付け、圧搾法による胡麻油の製造を始めました。以来、胡麻油を中心に、各種胡麻食品を提供し続け、胡麻一筋に歩んできました。
商品ラインアップ
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九鬼の屋号「ヤマシチ」の名を持つ看板商品。厳選された胡麻をほどよく煎り上げ、昔ながらに「圧搾法」で搾り、胡麻のまろやかで豊かな香りと味わいを引き出しました。
太白純正胡麻油
胡麻を煎らずに低温圧搾法でしぼることで、胡麻の旨みを活かしながらサラサラとクセなく無色無臭に仕上げた胡麻油。
二度焙煎すりごま 白
はじめは軽く、次にじっくりと旨みを引き出す九鬼独自の二度の焙煎を施した白ごまを、しっとり感と粒をのこした半ずりタイプに仕上げました。
濃厚ごまドレッシング
胡麻油・練り胡麻・すり胡麻の3種の胡麻製品を贅沢に使用。濃厚な胡麻の風味が嬉しいゴマ好きのためのドレッシング。
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