名門食品館 日本珍味列島

奈良県

〆屋

六代目手延師の技が光る、吉野葛を使用したノンオイルのこだわり三輪素麺

日本三大素麺の中で最も歴史の古い三輪素麺。その故郷の奈良の三輪地方で約200年にわたり、そうめんを作り続けてきた三輪山勝製麺の六代目手延師・山下勝山氏の手がけるこだわり麺とめんつゆをご紹介。じっくり低温熟成させながら小麦本来の甘さを引き出し、コシがありながら柔らか、油のかわりに葛を使ったノンオイル製法のこだわり素麺です。

製造元/(株)三輪山勝製麺[奈良県桜井市]


ここがすごい!

六代目手延師が手がける奈良の三輪素麺

日本三大そうめんといえば、「三輪素麺(奈良県)」「播州素麺(兵庫県)」「小豆島手延素麺(香川県)」ですが、三輪素麺が最も歴史が長く、全国に分布する素麺の源流はほとんどが三輪からと言われています。その故郷が奈良県桜井市の三輪地方。日本最古の大神神社の御神体である三輪山近くに「(株)三輪山勝製麺」はあります。1804年(文化元年)、初代与八が農閑期の副業としてそうめんを作り始めてい以来200余年、現在は六代目手延師「山下勝山」氏が、原料にこだわり、手間ひま惜しまず、独自の技術で生み出した本物の麺作りを続けています。


小麦本来の甘味旨味を引き出し、油のかわりに吉野葛を使うノンオイルの三輪素麺

甘く柔らかく、それでいてコシのある麺を

山下勝山社長が求めるのは“甘く柔らかくそれでいてコシのある麺”。小麦を3割削った、旨味・甘味・香りがある芯の部分から作られた小麦粉を贅沢に使用し、なおかつ、小麦本来の甘味を引き出すため、グルテン含有量の少ない薄力粉を中力粉にブレンドしたものを使用しています。

つなぎの決め手は天然塩。そして低温熟成

小麦粉の旨味と麺の強いコシを引き出す重要な役割を果たす塩は、麺の中に塩分が残りにくいミネラル分の高い天日塩を使用しています。グルテンが少ない分、じっくり低温で熟成させ、小麦粉本来の美味しさと麺の強さを引き出します。

「春鹿 純米酒」の旨味をプラス

さらなる極上の麺を求め、酒と酒粕を練り込むことにより、さらに旨味の増した麺を完成させました。使用した日本酒は、同じ奈良県の「春鹿 純米酒」。茹でる際には、ほんのり酒の香りが漂いますが、茹で上がりの麺には日本酒の旨味だけが残り、アルコール分は飛びますので、お子様でも安心してお召し上がりいただけます。

グルテンが少なく小麦本来の美味しい部分を使用


グルテンではなく技で生まれるコシ

手延べ麺は「より(撚り・ねじること)」をかけて引き延ばすことで、麺が強くなります。通常は10層ほどですが、グルテンの少ない小麦粉を使いながら麺のコシを引き出すには、細い麺に150層もの「より」をかけます。「より」をかけたら、低温でじっくり熟成させながら、時間をかけて延ばしていくことで、グルテンでは真似できない柔らかなコシが生まれます。


吉野葛を使うノンオイル製法で生まれる美しい白さと喉ごし

通常の製麺の工程では、麺と麺がくっついたり、乾燥を防ぐため、麺に油を塗ります。しかし、油を塗ると小麦の風味と香りが落ち、色もくすむため、三輪山勝では油の代わりに葛を使用しています。葛の中でも厳寒期に水にさらす最高品質の吉野寒曝葛(かんばくくず)を贅沢に使うことで、つるつるとした喉越しの雪のように白い麺に仕上げます。

最高品質の吉野寒曝葛(かんばくくず)を使用


一年中冬の気候の専用乾燥室

伝統製法では麺を低温で天日干しし、自然乾燥させるのが基本。ですが、空気汚染も気になる現在、冬期の天日干しと分析上同じ出来栄えに仕上がる乾燥室を設けています。室内は一年中冬の気候。乾き過ぎないよう蒸気を与えてじっくり熟成させてから、冷風だけで乾かしていきます。


商品ラインナップ

*商品のお求めは日本名門酒会加盟の酒販店まで。

商品についてのお問い合わせはこちらから


4)手早く茹で湯を切って、流水でぬめりと塩分を洗い流し、手早く氷水で麺を締めればできあがり。
*4)温麺の場合は、氷水で締めた後、湯通ししてから熱いつゆをかけてできあがり。



-->

あご入りだし

お湯に入れて6〜7分煮出すだけ。調味済みなので塩も醤油もいらずに本格だしつゆができる、だし入りパックです。すっきり澄んだおだしは、煮物や鍋物にも大活躍。

沸騰したお湯にだしパック1袋を入れ、弱火〜中火で6〜7分煮出します。
基本だし:あご入りだし30g1袋に水800ml
濃いだし:あご入りだし30g1袋に水600ml


こだわりめんつゆ(鮎だし入り)

高級料亭のように鮎だしを使っためんつゆ。すっきりしながらコクのある味わいが、麺の美味しさを引き立てます。


 
カテゴリに戻る | カテゴリの一覧に戻る